2006年6月30日金曜日

エックスサーバー MovableType 移転

エックスサーバーが新サバ(SV50以降)への移転サービスをはじめました。
既にお使いになっている方はご存知ですよね?



マルチドメイン、サブドメイン

メールアドレス、FTPアカウント、全て無制限!

↑#アフリエイトです。クリックするとどのサイトから来たか保存されます。特に問題はないですが気になる方は検索エンジンから見にいってください

ポイントをかいつまむと
●CPUの変更
 デュアルコアXeon LV を2つ搭載。Pentium4 3.0GHz に対して約3倍以上の数値がでるらしい。

●ディスク容量の増加
 X10を使っているので 1GB から 1.5GB

●転送量の緩和
 X10では 30GB から 60GB

●通信帯域の変更
 10Mbps から 100Mbps へ変更

●1台あたりのユーザ収容数
 約30%~50%軽減


と、いいこと尽くめなので当然移転しました。
そして、ごく自然に様々な問題が発生したので記録を残しておきます。

該当する環境ですが
 ベーカリー(MovableType標準)DBからMySQLへの移動を行う方向けです。



■ベーカリー(MovableType付属)DBからMySQLへの移動


まずMovableTypeにデフォルトでついている「export」機能を使い記事を抜き出し、新サバでデータを読み込ませてもうまくいきません。MovableTypeはSEO向上のためpost+IDではないファイル名を生成することがあるからです。
そこでボクは遊MODE さんのExportMonthlyテンプレートを使わせていただきました。
■手順

DB使用設定



①mt-config.cgiを修正しましょう。

・mysqlを有効にする
ObjectDriver DBI::mysql

Database xxxx_xxxx

DBUser xxxx_xxxx

DBPassword xxxxx

DBHost localhost

・忘れていけないのがsuEXECの対応です。以下を有効にします。
DBUmask 0022
HTMLUmask 0022
UploadUmask 0022
DirUmask 0022

旧サバ(移行元)



①exportフォルダをつくる

  mt.cgi があるフォルダにexportフォルダ作成します

②ExportMonthlyテンプレートをつくる

  遊MODE さんのExportMonthlyテンプレートをMovableTypeにコピペします

 MovableType 月別

③MovableTypeを再構築

  exportにデータが作成されます

④月別にエクスポートしたファイルを1つにまとめる

  exportフォルダにmt-monthly-export.cgiをつくります。遊MODE さんのページにソースコードがのっていますが、入力が面倒な方は右クリックでココのファイルを保存してください。(拡張子をCGIに変えてね)

⑤mt-monthly-export.cgiを実行

  exportフォルダ内に更新用ファイルが生成されます。

⑥更新用ファイルの取得

  FTPなどを使って更新用ファイルをダウンロードしておきます

新サバ(移行先)



⑦importフォルダに更新用ファイルをアップ

  mt.cgi があるフォルダにimportフォルダ作成してFTPなどを使って更新用ファイルをアップロードします
⑧importを実行する
  MovableTypeで「エントリーの読み込み」を実行します。この時点で
※ここから本家と手順がことなります
ボクのやり方が間違っていたのかもしれませんが、遊MODE さんの手順で設定したところ、ブログ内のリンクは正常に繋がったのですが今まで(旧サバ)とはフォルダ構成が変わってしまいました。
具体的には
archives/2005/12/post_10 のフォルダ構成だったのが archives/post_10
になってしまったんですね。そうなるといままでのトラックバックや外部からの記事へのリンクが失われてしまいます。
そこで
⑨phpMyAdminでデータを加工する
エックスサーバーのインフォパネルからphpMyAdminを選び該当するDBを選択の後、SQLを選びます。
WS000090.JPG
update mt_entry set mt_entry.entry_basename = mt_entry.entry_keywords;

以上のSQLを実行すると、エントリをキーワードで上書きできます。
⑩再構築する
  デフォルトの出力フォーマット でオッケイです。
出力フォーマット
以上

2006年6月29日木曜日

Movable Type 3.31 Upgrade

公開直後のトラブルを経て28日22:19から「Movable Type 3.3」の正式版公開

うちは「Movable Type 3.3 β3 + nightビルド」 > 「Movable Type 3.3」へのアップグレードでしたが特に問題は起きませんでした。FFFTPのTIPSを交えてご報告しておきます。

#追記2006/07/13 7/12にバグ修正版「Movable Type 3.31」が公開されました。ダウンロードは前回同様「ECバイヤーズ」さん経由です。



■ダウンロード

Movable Type 3.31 ダウンロードページ
Movable Type 3.31 ダウンロードページ

今回から「ECバイヤーズ」さん経由でダウンロードするようです。
必要事項を記載して送られてきたメールから該当ページに飛び、手続きを済ませます。
ダウンロード数をカウントしており3回までDL可能です。
無事終了すると「MT-3_31-ja.zip」がダウンロードされます。

■Upgrade
FTPの設定で「新しければ上書き」を選んでアップロードしてみました。
前回同様、mt.cgiを実行し、DB構築まで完了すれば「Movable Type 3.3 」のアップグレード完了メッセージが表示されます。


■FFFTPの設定
「Movable Type 3.2 ja2」のときは設定を忘れていましたが、
FFFTPではアップするファイルの属性を指定しておくことができます。
FFFTP
[オプション] - [環境設定] - [転送3] で指定したい拡張子を[追加]
あらかじめCGIファイルに実行権限を与えておくとupgradeが楽になりますよ。設定しそびれている方はぜひお試しください。


■追記
ボクは無料の「Movable Type」を使ってますが、有料版の「TypePad」というのもあるんですね。



2006年6月28日水曜日

リニューアル中です

Xサーバーの移行およびMovableType3.3の導入に伴い、現在ブログの再構築中です。
記事を楽しみにしてくれている方や、コメント待ちの方には大変ご迷惑をおかけします。

新企画(DB)

別サイトのデータの融合

ブログ以外の情報ページ公開


を予定しています。

今後ともよろしくお願いします。



■MovableType3.3延期
本日27日に公開予定だった「MovableType3.3」が延期されました。
昨日の時点でβ4ともいえる「2006-06-26付けのnightlyビルド」が公開されていたので「やはり間に合わなかったか」と残念です。
■2006-06-26付けのnightlyビルド
ボクの環境のせいかもしれませんが、MovableType3.3β3をインストールした際に消えていた
アーカイブの設定(設定-公開)が復活していました。よかった。よかった(再度ログインしたら消えていました・・・。)
それと、日本語正式版では追加しない予定の「Feeds.App Lite 0.85」「Widget Manager 1.0 Beta 4」が登録されます。
また、エントリーでKeywordが編集できるようになった点もGJです。
■注意点
たかすけは「MovableType3.3β3+nightlyビルド」を導入しましたがまだβ版なので、安定しているブロガーの方々は導入しないほうがよいかもです。
2006.06.02 Movable Type 3.3 ベータ 公開

2006.06.13 Movable Type 3.3 ベータ2

2006.06.24 Movable Type 3.3 ベータ3

2006.06.26 Movable Type 3.3 ベータ3 + nightlyビルド

ときてますので、6月中には正式リリースされると思います。

2006年6月11日日曜日

ニート対策

まず事実から
・厚生労働省はニート対策を「若者人間力強化プロジェクト」と名付け、来年度予算で231億円を要求。働く意欲の向上を目指す「若者自立塾」の新設など。

・厚労相、文科相、経産相らが参加する「若者自立・挑戦戦略会議」は、ニート対策に来年度予算で810億円を要求。「ジョブカフェ」の整備や、教育訓練と企業実習を組み合わせた「デュアルシステム」を推進


TVでもやってたけど

年間700億円

ぐらい注ぎ込む(注ぎ込んでいる)そうです。

不思議なのが人一人の生涯収入って末端社員なら9000万円くらいだと思うのですが、ニート対策に700億円使うくらいなら

年間800人

公務員としてニートを雇用する発想はないのかしら。



■700億円の重さ
中小企業では500万円程度の小さなプロジェクトでも草案や見積もりを立て稟議し、利益(結果)があがるのを検討してからスタートします。当たり前ですよね。
いわんや、700億ともなれば、大企業が社運を賭けて全力投球するはずです。失敗すれば人が死ぬでしょう(冗談抜きに死ぬはず)
で、ニート対策についてなのですが・・・・。
もちろん効果をあげてほしいし「ジョブカフェ」はありがたいのですが、いままでの経緯
約一万人を対象に行ったニート対策で就職したのはわずか数人という報道があった
から見て、残念ながら現状のやり方では結果は出ないでしょう。
ちなみにNPOに関わったこともあるので「ジョブカフェ」などNPO系の動きは結構把握してるつもりです。
「ジョブカフェ」は就職難にある年配者向けの対策として考案されたものです。ニート対策ではなかったんですよ。個人的にうれしい(コーヒーがただで飲めるなどのアイデアが盛り込まれている)のですが、効果は出ないでしょう。


■増加する背景と対策
第一に「ニートが増加する」原因を把握しなければいけません。
(おそらく社会的地位のある)対策者の方々は思いつきでやってみてる感があります。
700億円という人が死ぬ金額の重さを今一度かみ締めないといけませんね。年間1000人以上の効果がないならば、いっそ雇用してしまったほうがいいからです。
(効果が出なければ民間企業では人が死ぬんですよ(^^;)
肝心の原因ですが、キーワードになってくるのは「憧れ」と「楽しさ」だと予見します。
・憧れ
子は親を、そして何気ない日常の中で社会の流れを見て育ちます。
人が何かを極めようとするとき、必ず感動や憧れというきっかけがあるものです。原点というやつですね。
仕事に関しても同じです。
仕事は「つらくても家族のため」「憂鬱だが仕方ない」といった親の背中や社会の流れを受けて育った子供が「そこまでして働きたくないや」と思うのは十分ありえるのです。
では、どうすれば楽しい職場、社会が作れるでしょうか。
そのために会社は、人より少し能力が優れた人を雇うよりも、チームメンバーを思いやる人を多く雇用し、人ありきの雇用形態をつくる息の長い対策が必要になるでしょう。
長い目が必要です。強いては学歴社会に、結果主義にメスを入れることになります。
尊敬できる、憧れる。人間性を重視した社会を目指せば効果がありそうです。
・楽しさ
誰だって思うことですが、楽しくありたいのです。
わがまま?
それもあるでしょう。ただ全部ではありません。楽しいかどうかはとても重要なことです。
ニートに対し、裕福すぎて甘えているという見方がありますが概ね当たっています。
ただ、なぜそれがいけないのか?という点について真剣に取り組む必要があります。
つまり、仕事のプライオリティ、および内容が時代と共に変化した点です。
んーーー、
世の中は、生きるために欠かせない仕事=食べ物を作らなければいけない。などといった仕事内容から、
「まぁなくてもいいだろ」「これって社会貢献してるの?」と疑問に思う内容に大幅にシフトチェンジしました。
仕事が悪いといっているのではなくて、精神をすり減らしたり、不条理さに耐え、自尊心を奪われてまでやる仕事なの?と問いかけるだけの生活的な余裕ができたということです。
ということは、
・生きる上で必要
・精神的に楽
な職場、仕事を増やすのが対策の王道でしょう。
「楽しい」とはなんなのか。と向き合う時代になったといえます。


■事実に向き合おう
社会問題は個人のわがままという小規模なものではなくて、現実的に問題があって、そこに人が流れる物理法則です。
具体的にどうしたらいいでしょうね・・・。
ニート対策に700億円用意してくれるならそのうちの10億をボクにくれませんかw
無駄に消費するのではなく自分で会社をつくって、
・能力より人の輪を重視
・自給自足(畑でも耕す(笑))
なんてのはどうでしょう。
思うに、一度は仕事をしたけどニートになった人が過半数以上ではないでしょうか。
要、実態調査です。
ニート対策は、受け入れる(条件を満たした)会社をつくるのが最善な気がします。