2005年6月7日火曜日

ひまわり号を走らせる全国連絡会総会

■□■□ 月曜日は【福祉活動や生活に関する情報】 ■□■□

障害者にも列車の旅を楽しんでもらうバリアフリー推進団体「ひまわり号を走らせる会」の全国総会に出席してみた。(一応実行委員です。)

場所は東京池上。
20050606.gif
池上会館[会場]



■ひまわり号の規模
2005年5月20日時点で全国に56団体を持つ。バックアップが国鉄(旧JR)の方々で「自分たちにできることはなにか」を考えて設立される。最盛期には一回の旅に1000人を越す参加者が集まっていたそうだ。現在は衰退傾向。
■総会風景
思っていたよりもこじんまりとした集まりだったが、北は北海道、南はどこだろう?(おそらく鳥取あたり)までの方々が参加され、活発な論議があった。とくに運営委員長大塚さんの質疑応答はしっかりしており、「カリスマ」を持つ人物のしゃべりは勉強になった。
カリスマ演説
・言葉に抑揚(感情移入)がある
・意味がわからない質問でも真摯に答える
・会話の根底に信念がある(大塚さんは「どうしたらよくなるのか」を常に織り交ぜていました)



■その後飲み屋
東京みなみさんたちにお世話になる(カタヤキソバおごってもらう)
湘南事務局長須藤さんに飲み代出してもらう(自分が所属しているとこ)
ALLロハでした(@w@ ありがたし。


■まともな話
ボランティアによるバリアフリー運動が衰退している背景は色々ありますが、特に3点あげておきます。
・ビジネスとして成り立つこと
・日本全体の裕福度が減ったこと
・要望が減ったこと

☆まず一つ目の「ビジネスについて」
みなさんもご存知のとおり「介助者として一日旅行に付き添えば、旅費全額負担、日給1万円以上支払われる」現実があります。お金をもらってお手伝いすることを非難しているのではなく、それが成り立っているのだから、何もただでやることないじゃん。という風潮になるのは当然な流れです。
合ってます?
合ってるような気もするなぁ。でも、お金を持っていない人はどうなるんですかね?
これって基準が難しいところです。究極的に、「自分の金 or 他人の幸福」のバランスではないでしょうか。まぁ圧倒的に「自分の金」が強いかなという気もするので、「自分の金 or 他人の命」に置き換えてみましょう。これでも「自分の金」が強いかな?そんな背景の中、凶悪犯罪に怯えつつ「命の重みを知ろう!」「地域のつながりを大切に!」と訴える人たちもいます。
他人はどうなろうと知ったこっちゃないが

オレの命、オレの社会、オレの家族

を守ってくれ。と聞こえる人もいるので、まずは一緒にできることからやってみませんか。と思いつつ、悪いことしてるわけじゃないので彼らも応援してみたり。
☆「裕福度について」
俗に中流階級といわれている人たちが貧しくなってきています。余裕がなくなれば「他人を支援する前にオレを支援してくれ!」と考えるのは普通です。ボクも支援してほしいw
そこで、ボランティア系としては発想を変える必要があります。つまり、余力がある(財力がある)方々にも協力してもらい、余力がない人の負担を極力減らす手段を考えないといけないんですね。信念を持った人たちだけを云々・・・。というのは曲がってます。結果的に喜んでもらいたい人は誰なのかを考えたら、多くの支援をいただいたほうがいいのです。助けてください。
☆「要望について」
障害者の数が減少しているわけではないので、ニーズそのものはなくならないと思いますが、ニーズが減少しているならばそれにこしたことはありません。達成されてきているということですからね。そこで少し戸惑ったのは「うちの団体をもっと強く?しよう!」といった考えもあることです。
個人的に「宣伝」「募集」「ニーズにあった企画」は賛成なので、しいては「団体を強くする」ことにつながるかもしれませんが、「過剰な宣伝」「過剰な募集」「キャッチーな企画」によるニーズ捏造はやりすぎかなという気もします。
悪いことではないんです。ボクらは「欲望を煽って商品を売る」社会に生きています。どうせなら「喜んでくれる人がいる」ことをやったほうがいいでしょう。(エロチックなCMで「金貸しまーす」より、ボランティア募集で「あなたを必要としています。お返しは笑顔で。」のほうがいいでしょう)ただ、「団体が大きくなること」が本来の目的ではないので、「ニーズ」に基づいた行動をしていきましょう。
以上、ボク個人の見解です。
まぁ、なんでもいいや、楽しくやろうぜー。ってことで。

0 件のコメント:

コメントを投稿